動かないものを流す人

その人は現れた。 針猫さーん! ザザザー。 砂浜に乗り入れた車から私を呼ぶ声 驚いて振り向くと そこには プリンスジュン様がいた。 あまりにもカッコいい登場で目眩したよ。( ´∀` ) そう、プリンスジュン様 本名 宮戸淳 太平洋不動産店長 彼はイケメンであ…

泣かされた大家さん

赤鬼カフェがオープンした。チーン! カフェ玄関にある呼び鈴は インターホンでなく、 レストランの呼び鈴。はーい(*^O^*) 100年ガラスの戸を開けて カフェオーナー彼女が出てきてくれた。 お久しぶりです! 大家さん感じ変わりましたね!すごく。 そうか…

流れ着いた先にその2

横浜の貸家は古い家だったが 広い庭があり、あんずの木や梅の木、井戸があった。 裏は神社の山でたまに動物が遊びに来ていた。 私たちはこの家をすごく気にいっていた。 しかし、定期借家だったので、必ず出ないといけない。 次も一軒家に住みたい。 あの商…

流れ着いた先に。その1

夜、横断歩道の向こうに 明かりが見えた。 一階の商店でおじさんが新聞を広げている 二階に目をやると、アパートになってる。 ああいう生活している方もいるのだな。とぼんやり見てた。 今は借りているけど、、、私が?まさかねーと思った。 その頃 夫はうつ…

私の人生の小ネタ 小さなおじさん編

ある日 満員電車に乗っていた。 途中乗客の入れ替わりがあり 私の肩位の背丈の小さなおじさんが隣に立った。 いくつか駅を通り過ぎた頃 おじさんが 向かいに座る女子に向かって 死ね!死ね!死ね!と言い出した。 はじめは 小さい声だったが、やがて車内に響…

赤鬼がハーフの赤鬼になった。

さて、入居から一年が過ぎた。 始めはキャンプ生活だったお二人も 目を見張るほどの進捗ぶりで 赤鬼はカスタマイズされていった。 大きな穴が開いた玄関の上がり框は 一番にふさがれていた。( ´∀` ) diy可能物件で大家が一番心配すること それは はじめは、…

赤鬼がハーフの赤鬼になった。

契約の日 居なくても良いけど、大家も参加。 仲介手数料を払いたいのと 入居者さんのお顔を見ておきたかったから。入居者お二人は 婚約者同士のカップルで 湘南に住んでいたけど、彼女が街に合わず 体調をくずしてしまい、 どこか、故郷に似たこの町が気に入…

赤鬼がハーフの赤鬼になった。

いくつかある貸家のうちの 赤鬼の話を書きたい。 外壁が弁柄色のお家なので 赤鬼と夫が命名。 ありきたりな、○○貸家だと 数ある不動産の中で埋もれてしまう! と考え 夫にお願いし名前を付けてもらった。 web広告で見つけた赤鬼は 購入内覧を申し込むと、…